身嬌肉貴

容祖兒(ジョーイ・ヨン)、劉青雲ラウ・チンワン)、杜汶澤(チャップマン・トー)、鄭希怡(ユミコ・チェン) 鄒凱光(マット・チョウ):監督


劉青雲は、バーベキュー場の支配人。潮州人で、気に入らない事があるとすぐに怒るし、女性には優しくできないし、口は悪いし、粗暴だし、ところが言わなくてはならないことは言えない。助手は、自分は芸術家だと言って、作品を作り続けている杜汶澤。バーベキュー場のセキュリティ部門を預かる鄭希怡は、杜汶澤の作った作品をガラクタとして毎日のように片づけさせている。容祖兒は、このバーベキュー場に店を開いた動物の美容師。
香港で潮州人の男と言ったら、粗暴だとか、喧嘩っ早いとか、女性の言うことなんかまったく聞く耳持たないとか、女は黙っていろとか、そういうイメージ。そんな男を「大男人」という。大男人・劉青雲が、容祖兒のおかげで「愛の声」を聞いた事から始まる「愛」探しのお話。


劉青雲の粗暴と言ったら《再見阿郎》ですが、《身嬌肉貴》はラブコメだから、粗暴もずっとソフト。容祖兒の役は、鄭秀文でも楊千嬅でも蔡卓妍でもいい感じ。容祖兒に魅力を感じないんだよね。杜汶澤と鄭希怡の組み合わせも、劉青雲、容祖兒と比較対照しようとしているのだが、今ひとつよく分からない。劉青雲の飼っている犬は、最初はキューピットかと思いきや、途中で登場しなくなっちゃうし。全体は可もなく不可もなくという感じ。因みに劉青雲のバーベキュー場は、大埔[シ窩]互動自然中心という場所。2004.10.2@利舞台戲院


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