오로라 공주(オーロラ姫)

《オーロラ姫》厳正化(オム・ジョンファ)、文盛瑾(ムン・ソングン)
方銀珍(パン・ウンジン):監督


ショッピングセンターのトイレで、母親に叱られ、叩かれている少女を見た女性(オム・ジョンファ)は、なにか押さえきれない感情が心に涌いてくるのを感じる。そして、少女を救うべく、なんとその母親を殺してしまう。その後、女性は次々と残忍な殺人を冒して行く。そして殺人現場には「オーロラ姫」のシールが残されていた。脈略のないこの殺人は、いったい何のためなのか。殺人を負う刑事(ムン・ソングン)は、犯人が誰か見当をつけるのだが・・・。


最初から犯人は誰か分かっていて、スト−リーが進むにつれ、殺人の動機が徐々に分かってゆき、彼女を追い掛ける刑事と彼女の関係も明らかになっていく。
最後が韓国映画らしく、しつこいなーと思っていると、さらにしつこくその後がある。本当の最後は見せないが、結果が分る終わり方になっている。この終わり方はいい。
ただ、なんせハングルに英語字幕のみだったため、細かいところは理解出来ず、台詞がどうだったのかは好く分らない。主演のオム・ジョンファは、短い髪でいい雰囲気だったが、何か物足りない感じがするのは、彼女に狂気が少し足りないのかも。また殺人方法がグロいので(だと思う)、III級指定になっていた。
2006.8.4@「SUMMER POPS電影節」香港藝術中心


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