「電影。少年。殉情記。」

「電影。少年。殉情記。」「電影。少年。殉情記。」梁徳森:著、
Same Way Production Limited:刊 HK$55


《狗咬狗》のプロデューサー梁徳森(サム・レオン)が、《狗咬狗》の企画、俳優選びから、撮了までの過程と、映画への思いを書き綴った本。スチルやロケ写真も収載。
梁徳森はマカオ生まれ。日本で映画を学び、嘉禾(ゴールデンハーベスト)を経て、1999年「同道(Same Way)」を設立。このところは日本のArt Portと組んで仕事をしている。《狗咬狗》も資本はArt Port。《狗咬狗》は東京国際映画祭での上映が決ったようだ。
本の内容とは直接は関係ないのだが、この本、日本の本のようだ。というのは、香港の本は、本文用紙が真っ白で紙が硬いものが多い。開きにくくて、読みにくい。香港では紙はすべて輸入なので、紙の種類も少なく、真っ白な紙が一番安価なのだと聞いた。日本では本文用紙には各種あって、色も黄色いっぽいの、ピンクぽいもの、オレンジっぽいもの、真っ白のもの、紙の厚みもいろいろでとにかく種類が豊富だ。この本は紙が軟らかく、色も真っ白ではない。ページが開きやすい。こういう本も香港で作れるのかと思った次第。