《Rain's Coming 06/07 Rain World Tour》

少々、血迷って(笑)昨日、見てきた。亞州国際博覧館ARENAという新しい会場も見てみたかったし。一番高価な席は1280ドルという信じられないお値段。もちろん一番安い380ドルの席、ただしほぼ中央で鑑賞。
会場は細長く、1万3500人収容可能らしいが、3面なので座席数はもう少し少なかったのでは。ちなみに紅館は4面でだいたい1万2000収容。一番前の囲まれた部分がスタンディングで1280ドルの場所。ここだけで500人いたとか。一番安い席とアリーナ席、サイドのステージに近いところはほぼいっぱい。しかしサイドの780ドル全部と980ドルの一部分が空席で、シートを掛けて隠してあった。会場が暗転すると、一番安い席の人々が空いている席めがけて民族大移動していた。
部分的には寂しい入りだったが、コンサートそのものは十分に楽しめた。知っている曲が2曲ぐらいしかないのだが(汗)、照明や舞台バックに流される映像がきれいで飽きなかった。「ピ」がシルエットで浮かび上がると、手足の動きがよく見える。特に腕の動きがきれいだ。花火系もたくさん使っていたし、水もかぶった。踊って、あれだけ声が出ていれば、もうそれでOK。
バックに流される映像がきれいで、センスもいいし、使い方もうまい。香港スターも少し見習った方がいいかも。香港のベタな演出もけして嫌いではないが、時にはやはり・・・。いかにもアメリカ人が考えそうな映像もあったが、まあご愛嬌か。《酔拳》ダンスはどうなんだろう? 
MCは「大家好、我係Rain」と「多謝」以外は全部英語で、話す内容もなんだかアメリカンだった。ついでに中文字幕が舞台左右のスクリーンに、ということは台本どおりの英語か。時々ハングルの歌詞の中文訳が出るのは助かったけど、ハングルをまったく話さないのはちょっとつまらなかった(ハングルが分かるわけではないけど)。
中盤、舞台上タオルで汗を拭く「ピ」が突然ステージからいなくなりひやっとした。すぐにまたステージに出てきたので、演出なのか事故なのか分からなかった。今日の新聞だとやはり奈落へ落ちたらしいが、けがはしなかったようで良かった。
会場ではあちこちから日本語が聞こえてきて、日本人が多いのにびっくり(住んでる人ではないだろう、このためにやってきたのだろと思う)。
亞州国際博覧館は、機場快線の終点。香港駅では、チケットを持参し、さらに八達通で亞州国際博覧館まで乗る人には、往復割引チケット(42ドル)が用意されていた。亞州国際博覧館ARENAは、空港と同じように、降りるとそのまま会場につながっている。とても便利。なぜか長い傘は持ち込み禁止。