周潤發《赤壁》にゲスト出演か?

映画《赤壁》は準備から現在まで絶えず役者が交代している。梁朝偉トニー・レオン)が諸葛亮を辞退し金城武に代わったあと、周潤發(チョウ・ユンファ)が周瑜を辞退、その後梁朝偉が監督呉宇森ジョン・ウー)を助けるため、再び戻り出演することになった。事件はさらに急展開、昨日ある消息筋が周潤發が戻ってくることを口頭で承諾したと伝えた。周潤發は友情出演で「黄蓋」を演じるという。周潤發が呉宇森との深い友情を重視してのことだと思われる。


映画《赤壁》は準備段階以来多くの面倒が起こっている。本来周潤發に周瑜を、梁朝偉諸葛亮をオファーしたが、梁朝偉と發哥は相次いで辞退、呉宇森陣営の足並みを大きく狂わせた。その後、呉宇森梁朝偉の代わりに金城武諸葛亮にすえ、さらに梁朝偉が戻ってきて周瑜を演じるという自主的な助太刀を獲得して、《赤壁》は撮り始めることができるようになった。これにより梁朝偉呉宇森を大いに感激させ、北京の記者会見でも呉宇森梁朝偉の助けに対し公に謝辞を述べることになった。


周瑜問題は、呉宇森と周潤發の長年に渡る友情にヒビを入れることになっただろう。呉宇森は北京で《赤壁》プロモーションに出席したさい、發哥はよい友人で、2人の関係に変化はないと発言はしているが、この交代劇は明らかに呉宇森と周潤發の友情に影響を及ぼしているだろう。


周潤發と呉宇森にはわだかまりが残っているだろうが、呉宇森は《赤壁》記者会見で、2人は合えば必ず分かれ、分かれれば必ず合えると笑って話したが、まさにそのとおり。多くの調整努力を経て、周潤發は呉宇森のために友情出演というかたちで《赤壁》に戻って来ることになった。彼は「黄蓋」を演じ、撮影は3日間、梁朝偉演じる「周瑜」とのシーンを撮影する。《三国演義》中、黄蓋周瑜に打ち負かされる。従って撮影時周潤發は梁朝偉に「恥辱」を味あわされることになる。今回周潤發の「出演しないからする」への騒動は、呉宇森との友情維持がその理由のすべてだと考えられる。周潤發は明日《パイレーツ・オブ・カリビアン》のプロモーションのため、アメリカへ旅立つ。by 2007.5.14「東方日報」

周潤發の辞退は梁朝偉の時よりもさらに自身の評判を落としたように思う。もし本当に戻ってくるなら、さすがにそれはまずいと思ったのか。呉宇森との友情という言い方もあるが、意地悪い見方かもしれないが、少々の名誉回復ではと思えてならない。

続報。
下でbasil さんが書いているように、中国の俳優・張山が黄蓋役で契約したようだ。by 2007.5.15「ent.sina.com」