中日韓で8億香港ドルのアジア映画基金設立

現在、映画産業はどんどん国際化している。カンヌ映画祭まっさかりのこの時、香港では1億米ドルの亞洲電影基金プランができると伝えられた。この計画は「A3国際」といわれており、中国、韓国、日本の3つのアジアの国が共同でつくる基金だ。
基金の参加者はそれぞれ映画界の著名人で、香港映画界を代表するスーパーウーマン施南生、大陸は中国最大の映画会社保利博納公司総裁・于冬、日本のプロデューサー井関惺、韓国のボラム映画社総裁イ・ジュイックなど。井関惺は、黒澤明と《乱》を製作したことで知られており、また彼とイ・ジュイックは、中国語映画の大作《墨攻》を製作している。さらにクォン・サンウソン・スンホンの《宿命》を製作しているカン・ミンもこの基金に参画する。


基金では3か月以内に募集を終え、5年のうちに30本以上のアジア映画に投資する。制作費用は映画によって4つのグレードに分けられる。投資は、100万米ドル以下、500万米ドル、1000万米ドル以上および3000万米ドル以上の大作に分けるとイ・ジュイック・ボラム映画社総裁は話した。また施南生によると、中国映画が投資の60%を占め、残り40%が日本と韓国の製作になるという。by 2007.5.25「文匯報」