王子涵

父は名監督・王晶バリー・ウォン/ウォン・ジン)、この業界に入るのは「いたって簡単だ」と言えるだろう。エイダは「チャンスはパパがくれた。でも自分が好きだから出演した」と言う。彼女は、父親との共演にはまったくプレッシャーがなく、ある時は現場での面白い話しを家に帰ってからみなに話すという。
家族は仲がよく、エイダは王晶夫婦の大切な宝もの。「家族みんな、犬の「維維」でさえ私をかわいがってくれる。子供の時から家の中では女王様で好き放題。でも大きくなってそれじゃいけないと思った」。本来、家族の宝のエイダは、家の中では「なんでも思い通り」のはずだが、彼女の答えはちょっと変わっていた。「欲しいものがあると、ママがいいか悪いか先に見て、それから買ってくれる。パパも同じ。もし私がブランドものが欲しいといったら、まったく相手にしてくれないでしょう」。しかし10歳離れた姉は、毎年クリスマスや誕生日には沢山のプレゼントを貰っているという。


家族は仲がいいが、子供の頃、常に撮影で忙しかった父親とは一緒に過ごした時間は少ない。家では、父親が帰ってくると彼女と愛犬が門まで飛んで行って出迎える。彼女は母親の方が好きで、母と一緒にアフタヌーンティーへ行くのが好きだという。先日、エイダは舞台劇に出演した。当日は奇しくも母の誕生日だったので、チケットを渡した。舞台が終わると父母が舞台裏に来てくれ、彼女はこらえきれずに泣き出してしまったという。by 2007.9.25「文匯報」