「香港電影」

「香港電影」創刊号「電影双周刊」が廃刊になって、香港には映画専門の雑誌が無くなってしまっていたが、今月「香港電影」という月刊の映画雑誌が発売になった。資本は大陸の「看電影」、出版は香港電影雑誌文化有限公司、編集協力は香港電影評論学会。136ページ、オールカラー、HK$30、毎月15日発売。


写真も印刷も綺麗。創刊号にはいろいろな人からのお祝いメッセージが並んでいる。杜琪峰(ジョニー・トー)、徐克(ツイ・ハーク)、陳可辛(ピーター・チャン)、王晶バリー・ウォン)、許鞍華(アン・ホイ)、林嶺東(リンゴ・ラム)、荘澄の独占インタビュー、香港の映画雑誌の歴史など、文章(文字)がいっぱいで読み切れない。今のところ広告がほとんど入ってない。


座談会「香港電影とは」を興味深く読んでいるところ。合作が多くなるこのごろ「香港電影」の定義付けは難しい。何をもって「香港電影」と呼ぶのか。金像奨の規定か、言語か、製作者の立場か、歴史文化を基準にするのか。そして新しい香港電影の意義が必要ではないかと言ったことにもなる。