深宮怨

《深宮怨》尤敏、趙雷、喬宏、羅維 
王天林:監督 1964年 電懋 カラー 國語 無字幕


宮廷内で起こる権力争いに巻き込まれて行く芸妓から妃になった女性の悲劇。(国語で無字幕のため細かいところは不確か)芸妓の小婉(尤敏)は請われて順治帝(趙雷)の元に嫁いだ。めでたく子も生まれたが、子が病で亡くなった。小婉は偶然先帝の妃と家臣(喬宏)の不義を見つけたために、帝は地方へ飛ばされ、その間に小婉は幽閉され、帝が戻ると死んだことにされていた・・・。


尤敏はけなげな女性を、趙雷は少々なさけない帝を(恰幅がよすぎちょっと役に合わないのでは)、喬宏は腹黒い家臣を演じていて、キャストを見ただけで誰が悪か分かってしまう。尤敏は古装も時装も似合う。セットが素晴らしく精緻、衣装もステキで、今となってはこんなセットも衣装も作れないのでは。ただし門から見える外の風景は描かれたもの。音楽は服部良一だった。字幕が欲しい(滝汗)。
2007.11.3@香港電影資料館「大娯楽家・王天林」


■□07年に見た映画一覧□■