「粉末都市―消失中的香港」

Stella Soの絵。「粉末都市―消失中的香港」
Stella So:著 三聯書店:刊 
縦237mm×横365mm HK$168


以前2冊ほど紹介したことのある(id:hkcl:20070617とid:hkcl:20070806)Stella Soの最新刊。
中は、唐樓などの古い建物、いまは取り壊されてしまった湾仔の喜帖街、電車(トラム)、取り壊された中環の天星碼頭、おなじみ湾仔の龍門大酒店や古い酒樓など、お祭りの6つに分けられている。横長の画面を贅沢に使って、Stella Soならではの独特の構図で絵が展開していく。ざっと見て、次は隅々を細かく細かく見て、また全体を見て、何度見ても楽しい。


Stella Soの絵は、温かくちょっとだけ不可思議なところがあるのがいい。そんなところはもう1人の好きな画家Carrie Chauとも通じるかもしれない。実はこの前の展覧会の時に画集ではあきたらず、Carrie Chauの絵を1枚買ってしまったのだが、次に欲しいのはStella Soの絵だったりする・・・。
ちなみに今発売中の陳奕迅(イーソン・チャン)の新譜にはStella(蘇敏怡)の絵が使われている。