王欣(ミンディ・オン)、揚雁雁(ヤオ・ヤンヤン)、戚玉武(チー・ユーウー)
陳子謙(ロイストン・タン):監督
日本でも公開されているのでストーリーは省略。歌台は、毎年7月、つまり香港でいえば鬼節(盂蘭節)に行われる。歌われるのは福建語の歌で、これが演歌のような曲。映画は歌台の歌手で亡くなった陳金浪に捧げられている。
出演者は、歌が好きで歌台の歌手になりたい木瓜姉妹、彼女たちの衣装を創り出す玲姐、玲姐の息子で鶏を可愛がっている関音、玲姐の姉で歌台の伝説的な歌手の仙姐、木瓜姉妹のにっくきライバル・ドリアンシスターズなど。木瓜姉妹の衣装はまるで紅白歌合戦だった。
友情や愛や思いやりを、福建語の演歌の妙にいいリズムと音階、キラキラの衣装で包んで見せてくれる。楽しく笑って、ほろりとさせる。娯楽映画の王道。今日、無理しても見ておいてよかった。陳子謙監督の《881》の次作品《12蓮花》も見る予定。楽しみ。
シンガポールは、香港映画を上映する時には広東語では上映できず、北京語でなくてはならないと聞いている(吹き替版を上映)。この映画は福建語だったが、シンガポールでの上映も当然、福建語で上映されたのだろう。自国の映画はどんな言葉でもよく、香港映画だけに規制があるのだろうか?? それともその規制は無くなったのだろうか??
2008.10.23@百老匯電影中心(香港亞洲電影節)
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