達達

監督の張元(右)。李听芸、李霄峰、蓋克 
張元(チャン・ユアン):監督


母が親しい男性を家に入れ、同居してるのが気に入らない達達(李听芸)。ある朝、となりから男(李霄峰)が達達を盗み見ていた。すると1人になった彼女が音楽に合わせて踊る姿が見えた。達達が気になる男は、彼女がつとめるビリヤード場に通い、仕事を終えた彼女の後を付けた。気がついた達達は、建物の蔭に隠れ男を脅かした。男は達達をからかい、達達は男を追いかけていき、川に男を突き落とし、男は達達の手を捕まえて川に引きずり込んだ。家に帰った達達に母の恋人は、達達には生みの母がいると話す。達達は自分に気のある男を連れ、母探しを始めるが母はみつからない。数日が過ぎ、しかたなく家に帰って来た達達を、母の恋人はからかおうとした・・・。


物語としては特に目新しさは感じなかったが、風景が美しく、やっぱりフィルム撮りはいいな〜と感じる。古い家の赤茶色の瓦屋根、場末のビリヤード場、田舎の宿の入り口など。ロケは武漢と寧波だとか。
風景以外に気になったのは、主演の李霄峰。ハンサムではないけれど、猿顔好きとしてはちょっといい感じだった(笑)。調べてみると、元は映画評論家でこの映画の脚本も書いており、演技をするのは初めてだとか。女優も新人。大陸は人材が豊富だ。
2008.10.26@百老匯電影中心(香港亞洲電影節)


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