องค์บาก 2(拳覇2)(マッハ!弐)

《拳覇2》トニー・ジャー トニー・ジャー:監督


500年ほど前のタイ。父と母を殺された鐵は、伴のものの助けでとどうに生き延び、ある集団の首の元で、武術を身につけていった。大人になった鐵(トニー・ジャー)は、武術を習得しゾウを意のままに操る術を身につけ、集団の次の首に推挙された。しかし彼は、どうしても父母を殺した者を探しだそうと決めていた。


トニー・ジャーの修行の様子は、あれは成龍だし、全身が黒づくめのある集団は絶対に忍者だし、顔にかぶりものをしているのは虚無僧だし、酒を煽って強くなるのは酔拳だし、袴を穿いた日本刀使いはやはりどう見ても座頭市だ。舞台は500年ほど前の設定らしいが、古今東西トニー・ジャーが好きなものを詰め込んでしまった。これら過去の作品へのオマージュとも取れ、トニー・ジャーが何が好きなのか分かって面白いが、珍品映画かも。
アクションシーンは満載だし、ゾウをあやつり、ゾウの足下で繰り広げるアクションにはゾウに踏まれやしないかとハラハラするし、セットも豪華でお金もかかっているのは分かるのだが、ストーリーにもっと工夫が欲しいところ、途中で少し飽きてしまった。
2009.1.5@旺角百老匯


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