마더(骨肉同謀)(母なる証明)

《骨肉同謀》キム・ヘジャ、ウォン・ビン、チング 
ポン・ジュノ:監督


トジュン(ウォン・ビン)は、漢方薬屋を営む母(キム・ヘジャ)と2人暮らし。トジュンの一番の友だちは遊び人っぽいジムテ(チング)。ある日、のどかな街に殺人事件が起こる。その夜、スナックで酒を飲んでへべれけになっていたトジュンは容疑者として警察に連行されてしまう。母は息子を助けようと、息子の記憶と自らの推理をたよりに疑わしき人物を自ら調べて行くのだが・・・。


ウォン・ビンの兵役後の第1作目だそうだが、髪はぼさぼさのおかっぱ、つんのめりながら歩く、頭のよわそうなところなど、かっこよさはみじんもない。映画が始まると、少し枯れかかった草原に女性が現れる。女性は惚けたように草原を歩き、カメラに近づいてくる。そしておもむろに踊る。そこに音楽がかぶさる。この冒頭から、最後までとにかくキム・ヘジャが圧倒的存在感で画面を占領していく。
監督は《韓流怪嚇(グエムル・漢江の怪物)》(id:hkcl:20060813)の人。
2009.10.16@香港亞洲電影節(ifc)


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