香港文物旅遊博覧 古蹟串串貢

尖沙咀、九龍公園内の香港文物探知館で昨日から「香港文物旅遊博覧 古蹟串串貢」という展示が始まっている。これは香港の歴史的建築を広く市民に知ってもらおうという展示で、今回は歴史的建築を見る6つのコースを提案し、無料の小冊子を配布している。

1)法紀之旅・中環(立法會大樓、終審法院、茶具文物館、𦾔域多利軍営、中區警署建物群)
2)早期華人生活之旅・灣仔(灣仔街市、藍屋建築群、洪聖古廟、南堅臺、和昌大押)
3)文化熔炉之旅・尖沙咀(前九龍鐵路鐘楼、1881、香港文物探知館、古物古蹟辨事務処、聖安徳烈堂、嘉諾撒聖瑪利書院、玫瑰堂)
4)平民不夜天之旅・油麻地(天后古廟、油麻地警署、油麻地果欄、油麻地戲院、東華三院文物館)
5)心慌慌之旅(赤柱軍人墓場、香港大學大學堂、廣福祠、西営盤社區総合大樓、域多利監獄、南固臺)
6)戲迷之旅(伯大尼修院、香港大學本部大樓、荷李活道前已婚警察宿舎、景賢里、油麻地警署、前粉嶺裁判法院)

展示はイラストと写真が主で、さらにイラストが私の好みではなく、紹介されている場所も特に目新しいものはないのだが、こういう展示にロケ地めぐり的要素が加わっているのが興味深い。会場内には、大きめのモニターと椅子を置いて映画館の雰囲気コーナーが作ってあり、これらの場所で撮影された映画のシーンのいくつかを写しだしている。流れているのは《旺角卡門》《星願》《玻璃之城》《全職殺手》《文雀》《色、戒》など。
また配布されている小冊子には政府の偉いさんに混じって、杜琪峰(ジョニー・トー)と張婉婷(メイベル・チャン)の談話も掲載されている(残念ながらこの小冊子はpdf fileにはなっていない)。
この展示は2011年2月28日まで香港文物探知館で開催され、その後10か月間にわたり香港國際機場、沙田大会堂、屯門大会堂、時代広場、国際金融中心などで順次展示される。入場は無料。公式サイト