雷楚雄電影美術講座

「秦風漢韻走一轉《畫皮》」雷楚雄。
《重案組》《千機變》《畫皮》のアートディレクター雷楚雄(ビル・ロイ)が《畫皮》の美術について語る。美術總監と美術指導の違い、ロケ地探し、資料探しなど一連の作業の進め方。デザイン画、映画スチルや写真をふんだんにつかって解説。
《畫皮》は「聊斎」に納められている物語で、これまでも映画化されたことがある。これまでにないものをということで、「聊斎」は清朝の物語だが、今回は時代をさかのぼって漢に変更。漢時代の風俗が分かる資料は多くないため資料集めが重要になる。
《畫皮》は銀川と横店でロケ。美術にかけた費用はそれほど多くなく300万香港ドルほどだとか。少ない費用、限られた資材でどうやって想い描くものを作っていくのか。デザインのすばらしさだけでなく、工夫とアイデア、想像力がかなり物を言う世界のようだ。