南生圍への行き方

南生圍の渡し船。
今日は、《黒社会以和為貴》《放・逐》《導火線》などさまざま映画の撮影に使われている南生圍へ。
南生圍は広範囲にわたるため、いったいどこで撮影されていたのかよく分からなかったが、幸いここを紹介する本を発見、少しは見当がつき出かけてみることにした。ちなみに、このあたりの道についてはグーグルマップは役にたたず、「香港街」などの印刷物の地図の方が役立つ。
南生圍への入り口は2つあるが、今回は元朗から歩いて入る方を紹介しておく。


1. 元朗駅北側に出る。駅前の朗和路を西へ(左へ)少し歩き、元朗舊墟路を北上する。左手に豪華マンション「采葉庭」が見えてくる。マンションを通り過ぎると、山貝路に突き当たる(T字路)。山貝路を右へ道なりに歩く。少し行くと道が2つに分かれる。左の塀に沿った細い道に入る。
2. 細い脇道に入ってしばらく行くと、民家らしきものがが見えるので、家の横を通っていくと、視界が開けて水路が見える。この水路を渡し船で渡る(5ドル)。船が対岸にいたら呼んでこちら側に来てもらう。(この渡し船の場所まで駅から徒歩15分ぐらい)
3. 対岸に渡ったら、少しまっすぐ歩く。すると左手に木が並んだ道が見える。この道が《放・逐》などに登場する場所。
4. 並木道をどんどん歩いて行くと、右手に廃屋が2軒見える。奥の1軒が《導火線》でドニーVSコリン対決の場所と思われ(建物の構造が違うので、別の建物か新たに作ったのか?)、《黒社会》の古天樂の妻の隠れ家でもある。
5. 廃屋に行くには、並木から草むらの中の小道へ入っていくしかない。廃屋を右手に見て、少し過ぎたあたりに右に入っていく小道があるので、これを直進。廃屋と平行なあたりに来たら、直角に曲がる小道があるので、この道に入っていくと廃屋に到着。(このあたり草が背丈ぐらになっており、周囲見えず)
6. 廃屋は鉄条網で囲まれているが、鉄条網が壊れている箇所があり、廃屋に近づけ、さらに建物に上れる。(今日も若者数人&婚礼写真撮影まっさかり)。鉄条網の外側を左側に回ると、廃屋の後ろ側に出られる。後ろ側は少しスペースがあるので、廃屋全景が撮れる。
7. 後ろ側にもう1軒の廃屋があり、こちら側を回って、元の場所に戻れる。
8. 廃屋近くの並木の左側(廃屋と反対側)には自動車の通れる道「南生圍路」がある(ここが行き止まり)。この南生圍路から入っていくるのが2つ目のルートで、元朗からミニバスで紅毛橋まで行き、そこから南生圍路に入るようだ(未確認)が、南生圍をぐるっと大回りする形になり、かなり距離があるので徒歩ならかなり時間の余裕のある時に。車、自転車(サイクリング)などの人はこちら側から入ってくる方が便利。
9. 渡し船を渡ったすぐのところは「涌口漁民新村」という村で、河沿いに軽食を食べさせる店が2軒ほどある。


ロケ地の写真はココに。
今回載せた以外このあたりで撮影された映画は多く、上記以外に《伊莎貝拉》では犬の死体を確認に行くシーンにも使われてる。また《無間道II》で、劉嘉玲が身を隠すの家もこのあたりではないかと思う。