鄭伊健（イーキン・チェン）、蔡卓妍（シャーリーン・チョイ）、鄭欣宜（ジョイス・チェン）、徐正曦、張歆藝
阮世生（ジェームス・ユエン）：監督
10年前に結婚した張十三（鄭伊健）とYoyo Ma（蔡卓妍）。張十三は今や大学の教授でYoyoはブティック経営。年齢差12歳、性格も合わない2人、結婚10年にしてやっぱり問題発生。さらには10年前にイギリスで届けたはずの結婚届が受理されていなかった。張十三は、北京から来た聴講生で頭も切れて美人でモデルもしていて、さらには料理も上手な董怡（張歆藝）にふらふら〜っと。方やYoyoには、小学生の同級生でYoyo一筋に思い続けてきたお金持ちのお坊ちゃま林書浩（徐正曦）が猛烈にアタック開始。さて、張十三とYoyoの10年間は無駄になってしまうのか・・・
前作《我老婆唔夠秤》から10年（本当に10年）。そろそろ40歳の張十三と、早くに結婚してしまいちっとも成長できない2×歳の妻・Yoyo。2×歳があまりに子供っぽく、話し方もちょっとイライラする。しかし成長できていないのだからこんなものかもしれない（笑）。
最後は決まっているわけだが、どうやって最後にたどり着けるのかという所が味噌で、そのあたりの紆余曲折はかなりありがちだが、上手くまとめているとは思う。ただ、北京出身の生徒役の張歆藝の顔がいまひとつで、さらに学生でモデルで料理が上手という設定が嘘くささ満載。さらに徐正曦の広東語が思った以上に下手だったのが気になる。
このところ2作品続けて出演している鄭欣宜。やはり母親の才能を受け継いでいるのだろう、コメディの方が似合っているようだ。
最後に10年前の映像が写るのだが、この時の蔡卓妍は子供っぽいが、ボーイッシュで可愛い。彼女のこの10年の変化には著しいものがあると改めて感じた。しかし劇中では、10年間成長していないという設定、そのあたりに多少の無理があるのだろう。だとすれば、やはりタイトルの「我老公唔生性」に忠実に、女性は成長してしまうけど、男性はいつまでたっても子供だという作りを明確にした方がよかったのかもしれない。
2012.12.6@旺角百老匯
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