飛虎出征

《飛虎出征》
杜汶澤(チャップマン・トー)、余文樂ショーン・ユー)、鄒凱光(マット・チョウ)、曾國祥(デレク・ツァン) 麥詠麟(ゲーリー・マック):監督 2013年 DVD


香港警察の精鋭「飛虎隊」のBチーム、小強(杜汶澤)、阿富(余文樂)、家豪(鄒凱光)、蝦米(曾國祥)の4人は今日、強盗人質犯の射殺に出動したものの、犯人はあっさり捕まってしまい、出番はなかった。そして何をやってもAチームには勝てないBチーム、少々腐っていた。仕事を終えた4人、サッカー観戦のはずが、家豪の強いすすめでマカオへ遠征して女の子と遊んじゃうことになってしまった。飛虎隊、香港を出るには上司の許可が必要だが、金曜日の夜に上司の許可を取るわけにもいかず、なんとあろうことか密航。いざと言う時に身分がばれないようにとIDを香港に置いたままマカオへ密航・・・・果たして4人は無事に女の子と遊んで香港へ戻って来られるのか???


妻たちを欺いてクラブで遊ぼうとどたばたするのが《大丈夫》、こっそりマカオに行って遊ぼうとしてお尋ね者になっちゃうのが《飛虎出征》、構造は一緒。一人一人の性格付けがしっかりしていて、よく書かれているのはさすが。こんな内容でも余文樂は汚れにならない配慮がされている。個人的には鄒凱光が大嫌いなので、他の俳優ならよりよかったのにと思うが、この好色な役を引き受ける俳優はいないのかもしれない。そしてそんな鄒凱光には親子の情というスパイスを加えてみたり、全編あれな曾國祥には最後にいい思いをさせてあげる気遣い(笑)。そししてどんな時にも忘れない飛虎隊のチームスピリット! いやはやそして最後には教訓までたれてました。おみごと。


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