爆裂都市

任達華(サイモン・ヤム)、方中信(アレックス・フォン)、しらたひさこ千葉真一、郭慧、蕭正楠(エドウィン・シュウ)、張同祖 梁徳森(サム・レオン):監督


政府の要人が狙われた。狙撃犯(しらたひさこ)は逃走の途中で転落、頭部を打って記憶を喪失した。彼女の護送を任された警官(方中信)は、護送開始直前に、妻を殺され子供を人質に取られ、彼女を殺せと組織に脅された。子供を救うため、警官は彼女と逃走を開始、2人は警官からも組織からも追われることになった。


梁徳森の映画では、今までで一番面白かった。ただ、あと少し何かがあればもっとよし。方さんは《争分奪秒》と同じ、またも巻き込まれ、悪からも善からも追われる役。ファンとしては、ああここできっとこういう顔する、ここではこうと、表情が予想出来る悲しさ。意外性がなかった。《旺角黒夜》以来、抑えた演技はいいけど、どうも抑え過ぎはよくない。力強い主役あっての抑えた演技なので、主役が抑えちゃうのはやっぱりどうかと? 任達華も抑えてました。主役2人が抑え気味なので、今ひとつメリハリに欠けてしまう。しらたひさこという人は初めてみたけど、可もなし不可もなし。いやな感じはしなかった。千葉真一は、千葉真一だったんだけど、見せ場は特になしでもったい、もっと出てきてくれても。方さん好き&任達華好きには十分楽しめたんですけど(汗)。 2004.11.2@海運戲院(首映)


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