2009迷失記憶(2009ロストメモリーズ)

チャン・ドンゴン、中村トオル、イ・シミョン:監督


近近未来から始まって、1909年の伊藤博文暗殺まで話が遡り、さらに古代まで引っ張っていき、祖国愛を語るという屈折した話しだった。
日本を強調するばかり、中村トオルは家では着物、妻も着物、畳の部屋に庭があり、慎ましやかな妻が夫の旅立ちに深々と首をたれる、とまるで戦前の映画のようかと思えば、激しい銃撃戦が繰り広げられ、盗むものは古代の宝物、そしてタイムスリップと時間の入り乱れが激しい。
単純には、銃撃部分の弾の量が多く迫力はあり、中村トオルはかっこよかった。そしてチャン・ドンゴンの日本語には単純に感心した。
実はやっと見ることがかなった映画だった(笑)。香港で一時公開とされ、ポスターまで貼られたのに、知らぬ間に飛ばされていたからだ。しかしやっぱり時期を逸したのか、華懋だけで上映とは(トホホ)。広い映画館に観客も8人だけ。
2005.2.28@華懋


■□05年に見た映画一覧□■