「香港国際電影節」について

昨日の百老匯電影中心サロンのお題は「香港国際電影節」について。名前が分からなかったのだが、映画祭関係者が出席した。
少し前に、今年のプログラムは例年より妙に大きいと書いたのだが、それには理由があった。昨年までメインのスポンサーを勤めていた「キャセイ航空」がスポンサーを下りたため、別のスポンサーを捜した。その結果、1社ではまかなうことが出来ず、たくさんのスポンサーを集めることになり、プログラムの表紙にスポンサーのロゴを掲載するため、大きな紙面が必要になったというのが、ホントのところだという。
さらに今年から少し映画祭の方向性に変更があるという。たとえば、SONYがかかわっている、タマールサイトでの《功夫》と《精武門》の屋外上映(3月27日夜)、劉徳華アンディ・ラウ)特集でも分かるように、少しばかりの商業化が認められる。劉徳華が書いた「香港国際電影節」という字を用いて、旗を仕立て街に飾っているのもその現れだという。ここで「周星馳チャウ・シンチー)特集」は、という質問が出た。すると映画祭関係者氏は「周星馳が協力的ならばね」と言った。「劉徳華特集」は劉徳華が選んだものではないが、劉徳華の意見は聞いているとのこと。御本人は《無間道III》が最近作では一番のお気に入りらしい。
香港国際電影節にもっとも似ている海外の映画祭は「トロント映画祭」で、「トロント」は成功例だという。そこで各国の映画祭の話しなども登場。東京国際映画祭の話しも出た。もちろん激しく商業化、というか新作映画の宣伝の為の映画祭という認識だった。
香港国際電影節のチケットは前日や当日でも買えるものも多いので、この時期香港へ来る人は、ものは試し、文化中心や大会堂のチケット売場へどうぞ。