雀聖

元華(ユン・ワー)、元秋(ユン・チャウ)、郭晉安(コック・チュンオン)、田啓文(ティン・カイマン)、林子聰(ラム・ジーチョン)、梁琤(ジェイド・リョン) 
王晶(ウォン・ジン/バリー・ウォン)・鍾少雄(ビリー・チョン):監督


ある日、元華はとてつもなくついていた。賭ければ賭けるだけ儲かる、調子に乗った元華、ついつい・・・、しかしお決まりどうり最後は身ぐるみはがれる。チンピラに付き添われて金を取りに行く途中、チンピラを巻いて駆け込んだ茶餐廳で、一度聞いただけで客のどんなめんどうなオーダーもすべて覚えてしまう驚異的な記憶力を持つ青年(郭晉安)に出会う。元華は考えた。こいつを仕込めば、りっぱな麻雀打ちにできるはず。ところが茶餐廳のオーナー(元秋)は、賭け事が大嫌いだった。


途中、驚異的な記憶力の郭晉安は、ライバルの王晶にぼこぼこにされ阿呆に。相変わらず《賭神(ゴッド・ギャンブラー)》を踏襲しているわけだ。また郭晉安のTVドラマでの出世作の1つは、ちょっとおつむの足りない役だったため、お決まりのおばか演技が見られる。郭晉安ファン(約2人か・笑)には思う存分、郭晉安の様々な演技が見られ美味しい。元華×元秋のカンフーも用意されている。さらに元華はビルから落ちて地面に埋まるし、元秋はトラックスーツで、Kill Bill。ついでに不細工な栗山千秋も登場する。途中に挟み込まれるギャグも含めて、とにかく分かりやすく大いに安心して見ていられる。さらに麻雀の分かる人にはことのほか面白いのだろう、たぶん。全体はばかで笑うのだが、映画としては可もなく不可もなく、お気軽な1本。久々の梁琤は、美しかった。
2005.6.4@旺角百老匯


この映画、新しくなった旺角百老匯のハウス2で見た。すっかり綺麗になっていた。銀幕も大きくなって、座席も広く、座席間の間隔も広く、背もたれも高くなっていた。前は分かりにくかった座席番号も電光で表示され分かりやすくなった。ただ、椅子の座り心地はそれほどよくない。なんと表現すればいいのか。革のシートも背もたれもベンチのように繋がっており、隣の席との間に隙間がない。そこにひじ掛けをおろせば、ひとり分の座席ができるという具合。どこでもカップルシートにできるってことか(笑)。


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