台湾3日目

重慶南路×漢口街朝、ゆっくり起きると、日ざしがある。急いでホテルを出て、コンビニで新聞を購入。江口洋介のひげづらを眺めながら、スタバでコーヒー。ホテルへ戻り、先にチェックアウトをし荷物を預かってもらう。何も買わないつもりにしていたのに、物欲に抵抗できなかったため、荷物が増えている(トホ)。
身軽になって、西門町へ地下鉄で向かう。西門町から台北駅までが今日のメニュー。途中、お茶屋にひっかかり、凍頂烏龍茶の茶葉を少し購入し、自分の土産にする。この道のりは近く、あっという間に新光三越に着く。
本来は展望台へ登ろうと考えていたが、急に雨が激しく降ってきた。デパートの中で少しまってみることにしたが、一向に雨は弱くならないので、展望台は取り止め、地下鉄でホテル近くまで戻る。かの有名な小龍包の店の支店の方へ行こうと考えていたが、あまりの雨&香港人団体客が店に向かうのにはち合わせしたため諦め、とても適当なものを食べる。最後にもう1度、誠品書店へ行き買い物をして、ホテルへ戻り荷物を取って、タクシーで空港へ。
早く空港につき、空港でだらだら、加えて飛行機の出発も遅れ、さらにだらだらとするはめに。フライトは2時間。国内旅行のようなものだ。こうして初めての台湾旅行は終了。

・台湾雑感

  • 台北の町は、広い通りと、あまり高くない建物、微妙な寂びれ具合が、日本の地方都市を思い起こさせる。地方都市の繁華街がいくつもくっついたような感じだった。一番の繁華街といわれる西門町も、吉祥寺程度といったところか。狭い通りや路地、人込みに魅力を感じる私としては、いまひとつ街全体には惹き付けられない。やはり街としては香港の方が好みだと感じる。
  • 泊まったホテルは忠孝東路4段にあり、一帯は比較的洒落たショップや食べ物屋が並んでいるとガイドブックに書かれている。ホテルの裏、もしくは忠孝東路を渡った反対側の裏通りにこ洒落たセレクトショップやレストラン、バー、スパなどが点在していた。友人の話しでは、いまはさらにこ洒落系は、「台北101」の近くに出来ているそうだ。台北の街はまず川の近くが栄え、徐々に繁華街が東へ移動していくのだろう。
  • 「誠品書店」は、店内に段差があり、階段部分や床に勝手に腰掛けて、本を眺めたりすることが可能。床も木目で座っても冷たく感じないのだろう。座り読みをしても、とがめられることはない。広い書店かと想像していたが、1フロアで思ったほど大きくなかった。棚はすべてジャンルわけで並べているため、同じ棚に漢字の書籍(台湾もしくは香港の出版物)、英語の書籍、日本語の書籍(日本の出版物)を混在させているのが、目新しく感じる。
  • 台北は路上で雑誌や新聞は売っておらず、コンビニで買う。「台湾・蘋果日報」だけが香港並みに厚いが、他紙は薄い。コンビニで雑誌も眺めるが、香港のようなゴシップ雑誌は見当たらず。たしか香港より台湾の方が出版は盛んなはずだが、こと雑誌や新聞に関しては違うのかもしれない。
  • 以前より減ったらしいが、それでもバイクが多い。そのバイクの駐車が路肩を占領している。広い通りの歩道の上には屋根(ひさし)があるが、ひさしが比較的深いため、ひさしの下を歩いていると、通りの反対側の店の看板などが見えにくく、通りを眺めたい私には大変不便。
  • 2歳児の北京語が意外に通じることに驚く。もちろん2歳児なので(笑)、相手の言っていることも2歳児なりにしか分からないのだが。それでも北京語が少し理解できたため、途中で、「いや申し訳ない、北京語が聞きとれないのです」と言うと、次に出てくるのは「香港人?」であった(あいや〜)。今時の香港人はもっと北京語が出来きるはずだが。
  • ホテルでテレビをつけると、スターチャンネルの香港映画専門チャンネルがあり、しばし見入るが、全員北京語吹きかえのため、非常に違和感を覚える。
  • 地下鉄の中でもレストランでも書店でも、携帯電話で話をする人はいない。建物の外で出てから携帯をかける。マナーはよい。香港のように首から携帯を掛けている人もいない。大声で話す人も少ないので、どこも静かに感じる。人も街も香港よりおっとりしている。
  • 台湾ドルが残っているので、次回は天気の好い時期に行ってみたい。淡水の紅毛城と夕日、新北投温泉あたりか。