赤壁で周潤發&渡辺謙

呉宇森ジョン・ウー)監督の《赤壁之戦》は来年5月に北京でクランクインする。周潤發(チョウ・ユンファ)と日本の渡辺謙が主役をつとめ、脚本は呉宇森が自ら執筆するが、すべてを史実にのっとるわけでなく、ストーリーは周潤發が演じる周瑜と、劉備を演じる渡辺謙に焦点があたり、さらに2人には馬上の決戦場面もある。
・乗馬練習に苦労
呉宇森は、2人ができる限りスタントを使わないで演じることを望んでおり、本番で要求に答えられるようにと、数か月前から2人は乗馬練習をしている。
また周潤發は、渡辺謙との共演に期待しているという。渡辺謙がハリウッド映画《ラストサムライ》で演じた役は、元は周潤發が演じることになっていたが、スケジュールの都合で辞退。後にトム・クルーズは渡辺にオファーをしたのだった。その結果、渡辺はオスカー最優秀助演男優賞にノミネートされた。周潤發に「オファーを受けなかったことを後悔していないか」と問うと、「後悔していない。僕がこの映画を辞退しなかったら、渡辺謙はこんなに多くの人に知れれることはなかった。呉宇森も《赤壁之戦》で彼にオファーをしなかっただろう。そうしたら、僕も彼と共演する機会はなかったよ」と話した。by 2005.12.13「蘋果日報

渡辺謙か。中国人が日本人を演じておかしいなら、日本人が中国人を演じておかしくはないのか。《ラストサムライ》は渡辺謙だからオスカーにノミネートされたのだ。周潤發だったらされてないかもしれない。《SAYURI》(見ていないのになんですが)で、章子怡チャン・ツィイー)をゴールデングローブ賞にノミネートさせちゃうような国だから、分からないけどね。
それにしても、呉宇森もアジア化でしょうか。かなり残念な感じ。それとも、実は劉備は日本人だったという説でもあるのでしょうか(笑)。