英皇(EEG)は今年、年齢わずか17歳の新人・馮皓詩(グラディス・フォン)に力を入れていく。少し張栢芝(セシリア・チョン)似、少し劉心悠(アニー・ラウ)似で歳は若いが、子役出身の彼女は、すでに芸歴9年。これまでに30を越える広告を撮影、ドラマにも数多く出演している。陳浩民(ベニー・チャン)主演の《西遊記》の子役公募で、300人の中から選ばれたのが彼女。その後、郭晉安(コック・チュンオン)の《同撈同煲》、羅嘉良(ロー・ガーリョン)の《神探李奇》などにも出演しており、映画では陳小春(チャン・シウチョン)、梁詠琪(ジジ・リョン)の《山鶏傳》で梁詠琪の子供時代を演じている。
(中略)
彼女、自分はおっかけだといっていいと言う。アイドルは周杰倫(ジェイ・チョウ)、彼女にはTVBに何人もの知り合いがいるので、事前に知らせを受けてスタジオの外で周杰倫を一目見たという。彼女は無邪気に言う「わー、もう彼を見たらびっくりして声が出なかった。スタッフが彼に紙を渡してサインを貰ってくれたの。それから羅嘉良と鄭伊健も好き。」彼女は暫くしたら、成龍(ジャッキー・チェン)の新作《BB計画》に出演する。
子役を除いて、香港の新人はわりとみなデビューが遅い。20歳近くか過ぎてから本格的にデビューするの人が多いので、17歳はかなり珍しい部類。香港では、中学(日本で言えば高校)を出てからというのが普通で、TVBのミス香港出身だと21〜25歳ぐらいでデビューという人も珍しくない。
しかしさすがEEG、こうやって新聞にインタビューさせて、成龍映画で本格デビューさせるわけだ。