《雪山飛狐》カメラマンが飛ぶ?

ただいま鋭意撮影中雪山飛狐》撮影で、黄秋生(アンソニー・ウォン)と方中信(アレックス・フォン)の2人の大侠(使い手)は、目線で戦い−−。
黄秋生と方中信が演じる大侠は橋の両端で動かず、カメラマンはワイヤーで吊られて、あちらの端からこちらの端へ飛び回っている。これは昨日ドラマ《雪山飛狐》の撮影現場での一こまだ。
ドラマ《雪山飛狐》の撮影班は2つの雪山を作り、橋を吊るした。両端には胡一刀を演じる黄秋生と苗人鳳を演じる方中信が立っており、お互いに相手を見、対峙している。
セットの前方12、3メートルのところには2台の大きなクレーン車があり、ワイヤーが2本装着されている。地上のスタッフが1つワイヤーを引く。用意、5、4、3、2、1、スタート! 監督の一声で、地面にいる2組みのスタッフはワイヤーを引く。するとワイヤーを付けたカメラマンは、苗人鳳の頭のあたりから10メートルほど離れた橋のたもとにいる胡一刀の1メートル前あたりで停止した。
カメラマンの平行移動の速度と高さを何回か調整し、この場面だけで6回撮影した。
「苗人鳳の視線が胡一刀の顔に向かって素早く動いて行く様を表現したいと思っている。このような動きはカメラマンには大変なこことだが、こうすることで画面は真に迫ったものになると思う」と監督は記者に向かって説明した。by 2006.3.11「北青網」

写真が見にくいが、橋の上の手前が黄秋生で、先の方にいるのが方さんらしい。吊られるのは俳優じゃなくて、カメラマンってところが凄いけど、この場合、俳優2人は吊られるのにはあまり相応しい人選じゃないだろうし(笑)。