「張國榮影像中的真與誠」

今日の記念品4月1日、2日、張國榮レスリー・チャン)関連のイベントが香港のあちこちで開かれた。張國榮は好きな俳優の1人ではあるけれど、熱狂的なファンではないので、こういった催しにはほとんど行っていない。自分がそこに行くのに相応しいファンだとは思えないからなのだが、今年は友人が誘ってくれたので、今日開催されたイベントの1つにだけ参加した。ビデオ上映会の間に挟まれた座談会で、今回で7回目の催し。正確には"「追憶張國榮的藝術生命」研討會系列之七"という。ゲストは《流星語(流星)》の監督・張之亮(ジェイコブ・チャン)と脚本家で映画評論家の林紀陶(ラム・ゲイトウ)。
ゲスト登場前に《飛煙滅煙》、MV1本、《流星語》についての日本でのインタビュー(日本語の字幕がついていたので、日本版のDVDにでも収録されたものか? 服装からすると2000年の香港映画祭の時に収録したものだと思う)が流れた。
張之亮は、《流星語》のレスリーへのオファーのいきさつとその時の様子、子役を選ぶ時の話し、レスリーが[王奇][王奇](キキ)を監督に紹介した話し、撮影中のレスリーと子役のエピソードなどを話した。ぼそぼそと話す張之亮はキュート(笑)。
林紀陶は、様々な監督たちが自分の演出スタイルを変えようとする時に、レスリーを起用してきたことは、今後資料を集めて研究したいと話した。普通、俳優たちは、なかなか新しい役にチャレンジしたがらない。自分が築いてきたイメージを大切にするのと、チャレンジの結果、失敗すれば、これまで築いてきてものも全て無くしてしまう恐れがあるからだ。レスリーは危険が多いこういう役も、恐れず引き受けてきた。最近は映画を撮ろうとすると、「この役はレスリーだ」と思うことが多く、いまレスリーのような俳優がいないことをおおいに嘆いていた。
2時間の予定だったが大幅にオーバー。さらに終わってからも、林紀陶はファンに囲まれていた。
香港の評論家なりが、張國榮の映画について、きちっとした研究書を出してくれるといいのだが・・。紀陶さん書かないかな??