人魚朵朵(靴に恋する人魚)

《人魚[几/木][几/木]》徐若瑄(ヴィヴィアン・スー)、頼登勤(Dancun) 
李芸嬋(ロビン・リー):監督


衣装、小道具などのデザインや色使いがかわいらしく、女の子が好きそうなものに溢れている。でも物語りは実はちっとも可愛くなくて、むしろ残酷でいじわる。もともと童話は残酷だから、そんなところもこの映画は童話的といえる。手作りぽっさが、物語りにうまくマッチしていて、徐若[王宣]や頼登勤が多少わざとらしくても、それが味になっているし、いじわるな物語りをかわいらしくカモフラージュすることになっている。いろいろなものが、絶妙の組み合わせで出来ているのかもしれない。なお監督は台湾の人。
2006.4.12@百老匯電影中心


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