大丈夫2

《大丈夫2》曾志偉(エリック・ツァン)、陳小春(チャン・シウチョン)、張達明(チョン・ダッミン)、黄又南(ウォン・ヤウナム)、毛舜筠(テレサ・モウ)、何超儀(ジョシー・ホー)、原子[金恵](マーシャ・ユアン)、林苑(ジア・リン)、呉君如(サンドラ・ン)、張堅庭(アルフレッド・チョン)、黄佩霞(アルメン・ウォン)、呉嘉龍(カール・ン)、林子聰(ラム・ジーチョン) 
鍾晴(チョン・チェン):監督


前作《大丈夫》では、亭主どものお遊びをブラックユーモアを交えて描いたが、今回は、亭主がかまってくれない妻たちが、清水の舞台から飛び下りる覚悟で、遊びに行こうとする話し。
いきなり《黒社会》のパロディで、茶入れて長老たちが会議。その内容は・・・次回の遊び先だった。
亭主4人がバンを借り、いそいそと遊びに行こうとする矢先、妻たちの言動がおかしい事に気付く。危険を感じた亭主どもは、バンをUターンさせた。それぞれの家のお手伝いを犬と一緒に檻に入れ、「奥様はどこへ行ったのか?」と問いつめるのは《黒社会2》のパロディ。ここからあとの状況と台詞は、香港のテレビを見てないと笑えない。←香港人爆笑。ようやく妻たちの居場所を突き止めた亭主どもは、ホテルへ駆け付けるのだった。


今回は全体に《黒社会》と《黒社会2》のパロディ満載。茶は入れる、犬は出てくる、箱に人をつめ山から転がす、釣りをしながらいきなり石を持ち上げ叩き降ろすなど。時々笑ってない人がいるのは《黒社会2》を見てないってことか。前作で登場した梁家輝(レオン・カーファイ)は、今回は写真だけで登場、現在も妻(呉君如)の厳重な監視下に置かれているが、その妻との間に子持も生まれている。
普段は妻の目を盗んで遊んでいる亭主が、妻が遊ぼうとするのにオタオタする様をはじめ、欲求不満妻の姿など、全体にかなり笑えるが、下ネタが多いので・・・。女子が時々笑ってないような気がしたのは、H関係の単語が分らないのか、それともカップルで来ていて恥ずかしがって笑えないのか? そのあたりかなり不明。とにかく、あまり深く考えずに見るのがいいと思うのだが。ただし前作のような凝ったブラックなユーモアは少なくなり(監督が違うので)、比較的安直な笑いになっている。
2006.9.8@旺角百老匯(先行ロードショー)
なおプレミアは9月8日夜、旺角百老匯で行なわれた。小春は舞台が終わってから駆け付け、夜中12時ぐらいに会場に到着したらしい(そのとき私は映画を見ていた)。


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