《PTU》続編始動

任達華(サイモン・ヤム)と監督・杜琪峰(ジョニー・トー)の合作は留まるところを知らない。今年撮影した3本の映画はどれも杜琪峰が監督。《放・逐》《文雀》のあとには、《PTU》続編だ。任達華は監督のおぼえめでたい。それは演技が素晴らしいだけでなく、彼の人との好い縁も大いに関係があるのだろう。杜琪峰は頑固な性格、任達華は人当たりがよいことで知られており、凸凹がまさに噛み合っているのだ。
03年、杜琪峰監督の映画《PTU》は、「第9回金紫荊奨」で監督賞、映画賞、任達華は33年の俳優生活で初めて影帝の座を手にし、林雪(ラム・シュ)と邵美琪(マギー・シュウ)も助演男女優賞を獲得するなど、6項目を受賞し好い成績を納めた。従って続編も同じ人選で臨む。
22日の晩、《PTU》続編の俳優たちは湾仔の街頭でロケをした。現場での任達華は、監督や他の俳優たちとうまくやっているだけでなく、スタッフの手を煩わせることなく、何か食べようと自ら食べ物屋に行きテイクアウト。レストランのコックはスターがやってきたとあって、厨房から走り出てきて、任達華に写真を撮らせてくれるように頼んでいた。見ると任達華は、握手をし一緒に写真を撮っていた。レストランを出る時には、任達華はたくさんの通行人から一緒に写真をと言われていたが、彼は高々とVサインをして、来る者は拒まず状態だった。その後、レストランは、スタッフたちのために、たくさんのドリンクを届けた。任達華の親しみやすさで、スタッフも恩恵に預かることになった。
撮影はちょうど夕食時だったため、道路には人が行き来、多くの通行人が足をとめ、周りを囲んでいた。本来、2組が街頭で争うという簡単なシーンに、任達華と邵美琪ら機動部隊が関わるというものだったが、人が多く、常にカメラに通行人が入ってしまい撮り直し。しかし任達華も邵美琪も嫌な顔は見せなかった。つねに微笑んでいた邵美琪も、気分はよかったようだ。
また機動部隊には、Shineの徐天佑(チョイ・ティンヤウ)やEO2のOttoとOsmanの姿もあった。またエキストラの中にちんぴらに扮した周杰倫ジェイ・チョウ)そっくりの人物がおり、あやうく間違えるところだった。by 2006.11.24「星島日報」

《PTU》は撮りはじめから完成まで2年以上かかっていたような記憶が。今回は??