小偸阿星

《小偸阿星》
周星馳チャウ・シンチー)、胡慧中(シベール・フー)、方中信(アレックス・フォン)、陳観泰(チェン・クアンタイ)、顧美華、曾江(ケネス・ツァン) 
楚原:監督 1990年 VCD


警察の臥底(陳観泰)はある日、黒幇との取り引きで身分を知られ、銃撃のすえ高みから落ちて、記憶をすっかり失う。證券会社の株主・玲(胡慧中)は、ある日、金庫から5000万が消えていることに気付いて、社長のエリック(方中信)に話をするが、翌日何者かに襲われる。たまたま通りかかった男(陳観泰)にその場を助けられる。男が記憶を失い、帰る家も分らないと知り、自分の家に泊めてやろうとする。その時、こそ泥(周星馳)が玲の家に忍び込んできた。
警察の金5000万の在り処を知っていると思われ黒幇に付け回される陳観泰と、証券会社の不祥事を隠そうするために口封じされそうになる胡慧中に、こそ泥の周星馳がいきがかりで巻き込まれ、話が進んで行く。最後には陳観泰の記憶も戻り、黒幇の黒幕が暴露される。


一応アクション映画。あちこちほころびのあるつっこみどころいっぱいな脚本で、途中かなりだれ、いったいどうやって話しを収拾するのだろうと心配になる。胡慧中は、足もあらわにアクションをさせられ、方中信は髪が長めで若い(今の方が断然かっこいいと思う)が声は吹き替え。周星馳は、すでにこの時点で口八丁な調子のいいやつで、このキャラのせい(おかげ)で、映画は楚原映画というより周星馳映画になっている。楚原は、この映画のあと、同じ1990年に2本公開作品があるが、その後は1本も監督していない。


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