《出埃及記》鄭秀文から劉心悠に

昨年、鄭秀文(サミー・チェン)は、長い休み明け初めて撮影する映画《出埃及記》について、彭浩翔(パン・ホーチョン)監督と密かに話し合いをしたと伝えられていた。しかしそれが公になることはなかったようだ。一昨日の晩、記者は中環でこの映画の撮影が密かに始まっているのを目撃した。現場には監督の彭浩翔と脚本の芝Bee[艸/姑]Bi以外に、主演男優の任達華(サイモン・ヤム)、主演女優はというと噂の鄭秀文から劉心悠(アニー・リウ)にかわっていた。
關錦鵬(スタンリー・クワン)監督の映画《長恨歌》の主演から、すでに正式にロングバケーションを終えた鄭秀文だが、新しい映画については未だ何も聞こえてこない。
昨年、彭浩翔と鄭秀文が会い、新作《出埃及記》の主演について話し合い、黄秋生(アンソニー・ウォン)と夫婦を演じると伝えられていた。しかし最後にはスケジュールどうりには撮り初められず、鄭秀文の新作映画については何も決まっていないようだ。
しかし彭浩翔は一昨日の晩、ついに《出埃及記》を撮り始め、中環擺花街のあるレストランでロケをした。しかし男女主役は、先に伝えられていた鄭秀文と黄秋生ではなく、任達華と20歳違いの劉心悠が歳の離れた夫婦を演じていた。
見ると劉心悠は、一生懸命準備をしており、脚本家の阿芝と監督と、脚本の細部につてい話し合っていた。自分の望遠付きカメラを携えてきた任達華は、あちこちを撮影し、記者が撮っているのに気がつくと、ふざけて記者を撮りかえし、Vサインを出してみせていた。
主演女優が鄭秀文から劉心悠に替わった件について、彭浩翔は鄭秀文とこの映画について話をしたことは認めた。最後に替わった理由は、この物語は1組の歳の離れた夫婦の感情がこじれ、男は全世界の女性は自分の身近な男性を殺したいと思っていると気がつくというもので、最終的に25歳の劉心悠と51歳の任達華がふさわしいということなったと話した。by 2007.1.14「星島日報」

鄭秀文は、チャリティーイベントで復帰らしい。彼女の復帰で楊千嬅(ミリアム・ヨン)との一姐争いが取りざたされている。映画では少々似たキャラクターだし、楊千[女華]が今度撮るのは杜琪峰(ジョニー・トー)プロデュース、羅永昌監督の映画だしというわけだ。
さて女性の心理を撮るのがうまい彭浩翔、今度は劉心悠と。いまいちぱっとしない&台詞下手な彼女をうまく撮ってくれるよう期待しよう。
ちなみにこのタイトルの《出埃及記》は旧約聖書の「出エジプト記」(Exodus)だが、、<人を虐待する悪しき力>から逃れようとするから、このタイトル??