「焦点導演 邱禮濤」

「焦点導演 邱禮濤」「焦点導演 邱禮濤」
香港国際電影節協会:刊 HK$50


第31回香港国際電影節で特集が組まれた邱禮濤(ハーマン・ヤウ)監督のロングインタビュー、プロフィール、フィルモグラフィ、作品評論。黄秋生(アンソニー・ウォン)、李修賢(ダニー・リー)らへの短いインタビューを含む。
インタビュー中、邱禮濤は、自分の作品の中でもっとも好きなのは《伊波拉病毒》だと話している。なお、陳小春(チャン・シウチョン)出演の《男上女下》に触れている部分は2か所ある。(以下意訳)

陳小春の役は武師だが?)《男上女下》については、武師は映画界でいろいろな影響を受ける部分だからだ。映画が不況になると、彼らは真っ先に映画界から離れていった。

もう1つは、中環で撮影されている理由として、

中環が好きな場所だということと、《朱麗葉與梁山伯》(注:呉鎮宇、呉君如主演、葉偉信監督)が元朗という場所を描き出しており、香港という都市の状況がよく理解できる。自分もそのような場所を描きたいと考えていた。最初《男上女下》は、単なる仕事に過ぎなかったが、90分間撮ればそれで終わりというようには出来ず、少しでもいい映画にしようと思ったし、自分が見たいものはなんだろうと考え、小さなコミュニティを撮ろうと思い至った。