宮崎葵(宮崎あおい)、李準基(イ・ジュンギ)、塩谷瞬、余貴美子
ハン・サンヒ:監督
陶芸家の父親について韓国から京都へやってきたミン(イ・ジュンギ)と、同級生の七重(宮崎あおい)の恋の物語。
日本と韓国の合作映画。普通だったら絶対に見ないであろう映画だが、イ・ジュンギの名前は《王の男》(香港では未公開でDVDスルー)で聞いていたので、頂戴したチケットだが少しは期待したのだが、それは大きな間違いだったようだ。噂のイ・ジュンギも、その魅力が分からずに映画は終わっていった。演技がオーバーだったし。
私はまた、七重には出生の秘密でもあり、実はミンと七重は兄妹だったとか、七重の母の元の恋人がミンの父親だったとか(父親が日本語が流暢なのはおかしいではないか)、七重は不治の病だとか、実は事故で亡くなっていたとか、韓国ドラマあたりにありそうな展開かとおもいっきり想像していたのに、そんなことはなく、かなりあっさりした内容に拍子抜け。韓国映画でございますとばかりに徹底的に泣かせてくれるか、いっそコメディか、どちらかならもっと楽しめたかもしれないのに。
ロケ地も京都は三年坂あたりと南禅寺の疎水と渡月橋など出て来たようだが、特に眼を見張るような美しい景色もなく、ソウルもこれといって行ってみたいと感じさせるものはなかったので、観光映画にもなっていなかったように思う。じゃあアイドル映画なのかというと、そうでもないような・・・。
宮崎あおいは、顔もたたずまいも李心潔(アンジェリカ・リー)によく似ており、イ・ジュンギは藤原竜也に似ている。そしてどちらもヒラメ顔だった。そういえば、先だってイ・ジュンギはEEGと契約していたようなので、中国語の映画にも出る気があるのだろうか。
2007.11.25@會展(優先場)
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