杜琪峰×王小帥で新作

現在ベネチアで審査員を務めている杜琪峰(ジョニー・トー)は、王小帥(ワン・シャオシュアイ)監督と合作の意向があることを認めた。現在のところタイトルは《自首》。出演は杜琪峰映画常連の林雪(ラム・シュ)や林家棟(ラム・ガートン)、主役は任達華(サイモン・ヤム)や劉青雲ラウ・チンワン)から選ばれるものと思われる。
《自首》は大陸の少年が香港にやってきて父親を探す物語。現在脚本は完成しており、手直し後に審査に送る。王小帥が監督、杜琪峰が制作をし、映画の80%は香港で撮影されることになる。順調に行けば今年末にクランクインする。
王小帥にとって香港での撮影は大胆な試みになる。ロケでは香港らしさを演出しなければならず、俳優についても香港の俳優を起用することになるだろう。王小帥は現在のところ主演には香港の実力派俳優がほぼ決まっていると話しており、杜琪峰の作品から考えるに、任達華と劉青雲が有力だろう。
純正な香港映画の撮影は、杜琪峰がここ数年来実践していることだが、香港と大陸の融合も彼の心の中にはあるようで、初めて彼が起用した大陸の女優、李冰冰(リー・ピンピン)で《蝴蝶飛(僕は君のために蝶になる)》を撮影した後、第6代監督の王小帥が彼の2回目の合作相手になった。映画は国際的な映画祭に出品する以外に香港でも上映されることになるだろう。by 2008.9.3「ent.sina.com」

王小帥は《青紅》(id:hkcl:20050929)しか見た事がないので、なんともいえないが、大陸の監督の眼に香港はどういう風に映るのか興味あるところではある。