ロケ地

木々の間から対岸を望む。《出埃及記》のロケ地巡りをしたいという方がいらしたので、海防博物館を少し追加。ついでに《文雀》も2か所追加。→http://www.flickr.com/photos/9216038@N03/


香港海防博物館、旅行者はなかなか行かない場所だが、香港リピーターなら1回ぐらい行ってもいいと思う。
筲箕灣のトラム終点(MTRでもいいが)から海防博物館まで筲箕灣東大街を歩いていくと、途中には天后廟や魚旦麺の有名店がある。魚旦麺屋は人が店の外にまで並んでいるのですぐ分かると思う。私がいつも行くのは、この並んでいる有名店ではなく、魚旦麺となぜかエスプレッソ珈琲が飲める店。さらに道を進んで行くと高架の向こうには譚公廟がある。高架下を道なり右の方へ歩いて行くと、左手に船廠(船の工場)が見える。ここは《跟蹤》のロケ地(ココ)でもある。これを過ぎると左手に海防博物館の門がある。
海防博物館の敷地は、かつての堡壘(敵の攻撃を防ぐための陣地)で、小高い丘になっている。常設展示は香港の海防の歴史。その他、丘全体にさまざまな堡壘の施設が点在しているので、そこをぶらぶらと散歩することが出来るようになっている。向こう岸は鯉魚門で、天気がよいと見晴らしもよくとても気持ちがいいし、いついっても人が少なくのんびり出来る。香港にもこんなところがあったのかと思える場所だ。


あと、ロケ地の探し方を公開して欲しいということだが、別に探し方を未公開にしてるわけではなく、だいたい誰でも以下のような方法で見つけているのではと思う。
エンドロールの協力表示から探す。DVDをスロー&ストップさせて道路標示や店の名前を読む。これらをネットの検索や地図で探して、場所を特定し、とりあえず行ってみる。手がかりのないものはカンで探す。というわけで、何か特別な方法があるわけでもなく、ひたすらDVDで映画の細部を見ているだけで、映画を鑑賞するのとロケ地を探すのは別の作業をしている。もちろん簡単に探せるわけではなく、それなりに苦労をしているわけだが、その苦労の過程を披瀝するのは趣味に合わないのでご勘弁を。