呉彦祖×古天樂×劉青雲で新作

監督の爾冬陞(イー・トンシン)は、呉彦祖ダニエル・ウー)、古天樂(ルイス・クー)、張静初(チャン・ジンチュウ)と撮った評判もよく興行成績もよかった《門徒》に続いて来月、オリジナルメンバーに劉青雲ラウ・チンワン)を加え、新作《竊聴風雲》の撮影を始める。今回3人の主演男優は、スマートな英雄ではなく、警察の尾行隊を演じ、盗聴で犯罪集団の情報をつかむという。


昨年、杜琪峰(ジョニー・トー)プロデュース、游乃海(ヤウ・ナイホイ)監督の映画《跟蹤(アイ・イン・ザ・スカイ)》は、香港の刑事情報科の尾行班が主題、評判も悪くなかった。1年後、爾冬陞と麥兆輝(アラン・マック)は同様の題材で来月末から新作《竊聴風雲》の撮影を始める。爾冬陞はプロデュース、監督は麥兆輝がつとめ、主なシーンは香港で撮影、部分的に中国大陸で撮る。資金は3000万香港ドル


麥兆輝は、この脚本の準備に1年近い時間をさいた。彼は「この映画にかかって1年数ヶ月になる。主役は古天樂、呉彦祖劉青雲。古天樂と劉青雲は、《絶世好Bra》と《戀上你的床》以降、もうかなり長いこと一緒に撮っていない。今回また彼らを一緒にすることで、観客が期待すると思っている。彼らと一緒に仕事が出来て僕も嬉しい」と話した。
映画は警察の尾行班に関わる物語かと問うと、麥兆輝は「今のところはあまりはっきりと話せない。この映画は(大陸との)合作映画、多くのことは関係部署を通過してから発表する」と語った。


麥兆輝と荘文強(フェリックス・チョン)は、数年前《無間道(インファナル・アフェア)》を準備中からすでに《竊聴風雲》の構想を練っていた。しかし《無間道》が大ヒット、映画会社が続集の撮影を要求したため、2人はこの物語を一時棚上げにしていたが、昨年になり再びこの題材に着手した。
《竊聴風雲》では、呉彦祖、古天樂、劉青雲はともに刑事情報科尾行班の精鋭。主に尾行と、黒幇や組織の重大犯罪行為の情報の盗聴を担当している。彼らは、組織犯罪及び三合会調査科(通称O記)と協力し、大企業の株不法取り引きを調査する。by 2008.10.28「頻果日報」

記事だけでもすでに面白そうな予感。他紙によると、方中信(アレックス・フォン)も出演するようだ。それも張静初とからむ模様。ますます楽しみに。