《跳出去》主役を替え撮り直しか

陳冠希エジソン・チャン)写真事件の余波はまだ収集していない。彼が主演、周星馳チャウ・シンチー)も出資している映画《跳出去》は撮影が終わって1年以上が過ぎているが、現在になっても上映時期は決まっていない。映画会社はフィルムが倉庫に眠ってしまわないように、陳冠希のシーンをすべて削除し、新しく主演男優を探して取り直すことに決めた。新たなセットと新たな俳優探しで映画会社はさらに7桁にのぼる金額が必要になった。


陳冠希、張雨綺(キティ・チョン)主演の映画《跳出去》は、昨年11月初めに撮影が終わり、本来は今年上映だった。しかし陳冠希の写真事件は現在になっても大陸で封殺が解けていないため、上映時期が決定していない。監督の馮徳倫スティーヴン・フォン)はさまざまな努力を重ね陳冠希のシーンを残そうとした。また出資者は《跳出去》の出来がよいと感じているが、上映時期が杳として知れず、最終的には倉庫に眠っているだけになっている。そこでついに撮り直しを決定、陳冠希のシーンはすべて削除、新たな主役を据える。


《跳出去》の撮り直しについて馮徳倫は、苦しいが良策はなくただ引き受けるだけだ。数日のうちに撮り始める予定で、現在主演男優を探しているところだ。候補には映画俳優としては新人の呉尊(ウー・ズン)か范逸臣(ヴァン・ファン)がいるが、2人のスケジュールに空きがあるかどうかは分からない。


主演男優を探す意外に、馮徳倫の前には多くの問題が残っている。まず劇中陳冠希の相手役である張雨綺、Amanda S.に至急連絡しなければならない。2人がスケジュールの都合がつけばいいのだが。
また映画は撮り終わってすでに1年が過ぎている。映画の衣装も倉庫から探さなければならないし、壊してしまったセットは作り直さなければならないし、出演者たちの髪型も元の《跳出去》に合わせなければならない。出費が大きい。今回の撮り直しに映画会社は7桁のきんがくを再び出資することになる。映画は12月中に上海で撮り始める。


記者は《跳出去》が陳冠希のシーンをすべてカットした件を監督の馮徳倫に問うと、彼は出資者の1人である周星馳の「星輝」の魏さんに聞くように話し、魏さんは「今のところ公表できるものはない」と話した。by 2008.11.25「東方日報」