三條窄路

右から2人目が監督の崔允信。廖啓智(リウ・カイチー)、蒋祖曼(ジョーマン・チョン)、王亦藍(ウォン・イックラム)、張穎康(ジョナサン・チョン)、黄毓民(ウォン・ヨクマン)、何華超(トニー・ホー)、黄伊汶(エマ・ウォン)、蘇廸輝 
崔允信(ヴィンセント・チョイ):監督


黄毓民扮するラジオのDJが車にペンキを塗られたうえに、番組を下ろされる。黄毓民と同じ番組に出演している牧師の馬(廖啓智)は、信者からラジオに出演したり政治などに関わらず、より多くの時間を教会の仕事にさいて欲しいと言われる。香港のある企業は、大陸の企業を買収したが、この大陸の会社の工場が汚染を垂れ流し、近隣で病人が多数でている。警官を辞めている王亦藍には、なじみの風俗嬢がいる。彼女が豪華ボートで客と遊びに出ると、そのボートでは殺人事件が起こっていた。蒋祖曼扮する雑誌記者が追いかけるスクープは、自社と関係のある会社の不利になると、編集長から待ったをかけられる。


いくつかの関わりのないように見える話しが、最後には1つに結びいていく。まったく内容を知らずに見たので、ストーリーを追うのにせいいっぱい。かなり内容が複雑で説明が難しい。しかし複雑な内容をよくまとめており、脚本は最初から完成しており、出演者たちが撮影中に脚本に参加するというようなことはなかったようだ。この脚本家はとても若く、現在シンガポールで勉強中とか。
全体もかなり完成された印象で、珍しい少々社会派な映画に仕上がっていたし、もう少し脚色すると面白い娯楽映画にもなりそうな感じだ。
2008.11.29@The Grand Cinema(香港亞洲独立電影節)


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