《新宿事件》大陸上映をあきらめる

成龍ジャッキー・チェン)の新作《新宿事件》は昨年クランクインし、資金は億近い。成龍呉彦祖ダニエル・ウー)、徐静蕾(シュウ・ジンレイ)らスターが出演している。先だってこの映画のプロデューサーである方平は、「《新宿事件》の中国大陸での上映はあきらめた」と話した。


この映画は、(大陸と香港の)合作映画として電検を通過できなかったが、協力作品もしくは輸入映画として大陸へ入れる方法を考慮することができると伝えられていた。しかしこの映画の制作者である利雅博・英皇娯楽行政総裁は記者に「実は電検に送ってはない」と話した。爾冬陞(イー・トンシン)監督は先日のインタビューでもこの問題について語っているが、彼は「題材がナーバスで、暴力的な場面が多い。東京湾に浮かぶ死体のシーンなどかなり血なまぐさい。このシーンはストーリー上カットすることは出来ない。そこで僕と出資者、成龍で話し合い、大陸では上映しないことに決定した」と話している。方平は、映画会社と話し、大陸の興行成績は無くなるが、日本や韓国では上映できるだろうから、これらの大きな市場で回収するという。


方平は「元々題材に、どちらかというとナーバスな部分がある。中国人が日本のヤクザの中で事を起こす。暴力もあり、血なまぐさいシーンもある。もし大陸の審査に合わせれば、直すところが多くなる。そうすれば映画はよくなくなる。しかしもし直さなければ、当然(電検を)通過できない。もし2つの版を作り、大陸版、香港版にすると、規則違反になるとし、最後の話し合いでも僕と爾冬陞は、監督やプロデューサーはマーケットをコントロールできない、ただコントロールできるのは映画の質だけだとして、最後に彼らと社長が話し合いを持ち、大陸はあきらめる決定をした。しかしこ決定のあとは、僕と監督は、自分らしく出来ると興奮していた」と話した。by 2008.12.05@「ent.sina.com」