今年のベスト

今年もあと少し&東京に帰省中。というわけで、今年はもう映画館で映画を見ないので、今年のベストを。
スクリーンで見た映画は今年156本(短編とスクリーンで見たテレビ映画も含む)。うち香港映画は40本たらず(合作映画で大陸よりと思われるものは除いて)。

  ◎香港映画ベスト5《我不賣身 我賣子宮》

  • 《天水圍的日與夜》(id:hkcl:20080327)
  • 《烈日當空》(id:hkcl:20080402)
  • 《文雀》(id:hkcl:20080619)
  • 《我不賣身 我賣子宮》(id:hkcl:20081011)
  • 《証人》(id:hkcl:20081129)

合作映画で大陸市場をたよりにして制作される映画が、香港においても大規模で上映されていく中では、「香港映画」という概念すら維持することが難しい。しかし今年私がよかったと思った映画は、香港で撮影されていて強烈に香港の匂いを放っている。香港映画が片方でより大陸と結びつき香港的なものを失っていくなかで、もう片方では監督たちはより香港を見つめ、香港の真の姿をとらえようとしているかのようだ。結局私が好きな「香港映画」は、香港を舞台にして広東語で撮られた映画だということをよりはっきり認識した1年だった。


上記以外で興味深く見たのは《保持通話》(id:hkcl:20080928)、《李米的猜想》(id:hkcl:20081017)、《一半海水、一半火焔》(id:hkcl:20080811)、《傘...》(id:hkcl:20081005)《機動部隊 警例》(id:hkcl:20081021)。