湯唯、張學友+岸西の新作映画で復帰

張學友(ジャッキー・チュン)は昨年リーマン債券のあおりをうけ4000万香港ドルの損失を出し、全面芸能界復帰を宣言した。来月張學友は湯唯(タン・ウェイ)と岸西(アイヴィー・ホー)監督の《月滿軒尼詩》で共演する。湯唯は《色、戒(ラスト、コーション)》後、大陸では全面的に封殺されており、新しい映画のオファーをまったく受けていない。今回の純粋香港映画出演は彼女にとって喜ばしきことだ。


岸西は、林嘉欣(カリーナ・ラム)と鄭伊健(イーキン・チェン)主演の《親密》を監督したあと、来月には萬誘引力公司のために湯唯と張學友合作のシティロマンスの小品《月滿軒尼詩》を撮影する。湯唯は昨年《色、戒》での大胆な出演で大陸では封殺されており、その後新作はなかった。最近になりついに、張學友と共演する香港映画への出演が決まった。


マネージメント会社の安樂電影は封殺を打ち破るために、湯唯に優秀人才入境計画で香港IDを獲得させ、昨年にはロンドンで短期間演劇コースを学ばせ、合間に舞台に参加させ、英語での舞台を経験させた。これは将来国際舞台への進む準備だった。
江志強(ビル・コン)安樂電影社長、薛文熹、艾迴樂は昨年、主に新人監督に純粋香港映画を撮影させるために萬誘引力公司を設立した。今回岸西の《月滿軒尼詩》撮影にあたって、江志強は湯唯をこの映画の主役に抜擢した。湯唯は純粋香港映画に出演できるとあって、「岸西と張學友と一緒に仕事が出来、本当に楽しみにしています。この役は喜劇的なので、観客に新しい感覚を与えられたらいいと思っています」と話している。岸西は湯唯の流暢な広東語を信頼しており、香港映画でとなりのお嬢さんを演じるのも全く問題ないと考えている。


この物語は、張學友は電気店の店主で大きな望みはないが心根の優しい人で、ある日家族の手配でバストイレ用品店につとめる湯唯と見合いをすることになった・・・(略)。今回の《月滿軒尼詩》出演は、新人監督の養成に協力するもので、張學友のギャラは少ない。by 2009.2.1「頻果日報」

もういまでは、港産片といえば合作映画のことになってしまったようだ。純粋港産片とは、香港資本だけで撮るということだろう。つまり大陸上映は期待していないということだ。


各紙報じているので確実な情報だろう。《親密》はいまいちな映画だったので(香港亞洲電影節で見たときの感想はid:hkcl:20081027)、少々内容が心配ではあるが。
「軒尼詩」はヘネシーと読むが軒尼詩道と関係があるのだろうか。その1本海側の駱克道にはトイレバス用品店がいっぱい並んでいるのだが・・。

後日、やはり軒尼詩道に関係あり、ロケもするという記事を見た。