舒淇ワイヤーで吊るされる

影后・舒淇スー・チー/シュウ・ケイ)は困難に挑戦している。高所恐怖症の彼女は、2階の高さのコンテナトラックの上で争い、高みから飛び降りさらに吊るされてコンテナの端へ。撮影前には、恐怖でわーわーと叫び、なんども胸をたたいて自らを勇気づけていた舒淇は、最後にはワイヤーの痕が痣になってしまったが、早く仕事を終わらせようと痛みに耐えた。


舒淇、郭富城(アーロン・クォック)、鄒兆龍(コリン・チョウ)は一昨晩、将軍澳で新作《全城戒備》の重要なシーンを撮影した。ロケ隊は大型のクレーン車、コンテナトラック、十数台の自家用車を用意していた。舒淇と鄒兆龍は、2階の高さのコンテナトラックの上で争った。高所恐怖症の舒淇は、ワイヤーに繋がれながらトラックの上でわーわーと叫び、さらに「怖い。こんなに高い」といっていた。その後、陳木勝(ベニー・チャン)監督は2人に飛び降りるように要求、舒淇は胸を叩き大声を上げて気合いをいれ、叫びながら飛び降りた。幸いに数テイクで終わった。


しかし舒淇は息つく暇もなく、コンテナトラックの端まで吊るされていくシーンを撮影しなければならなかった。舒淇はわずかに両手で体を支え足はぶらぶらさせていた。コンテナの下には数十台の車があり、非常に危険はシーンだったが、舒淇はダブルを使わず自ら臨んでプロ根性をみせた。本番では、ワイヤーに吊られた舒淇の足が何度もトラックにぶつかったが、芝居を続けた。地上に降りた後はふらふらし、左肩をさすっており、かなり苦しそうだった。スタッフはそんな彼女にマッサージをし、監督は舒淇の状態をみて、早めに放免して家に帰した。


郭富城も車にぶつかるシーンに自ら臨んだ。舒淇の怪我については「この映画の撮影は大変だ。僕も怪我した。左腕もワイヤーで痣ができしまったが、しかたがない。もうすぐ台湾のステージ。ここ数日で痣が消えればいい」と話した。陳木勝は、舒淇のプロ根性を褒め、「こんなに高いところから飛び降りたことがなかった。さらに高所恐怖症だ。撮影前にはこうだと知らなかったが、彼女はやってくれた。ほんとうにすばらしい俳優だ」と話した。by 2009.7.29「東方日報」

「事前に知らなかった」。それは有りなのか?相変わらずキツイ撮影な香港映画。