羅啓鋭、次回作は華工血涙史もの

羅啓鋭(アレックス・ロー)監督は、香港式ノスタルジック映画《歳月神偷》で涙を誘った。彼は《歳月神偷》の脚本は数年前に書き終えていたもので、さらにまだ何本かの脚本が手元にあると話していた。昨日、今年夏にもう1作のノスタルジー映画を撮影するつもりだと話した。百年前中国人がサンフランシスコで鉄道建設に関わった物語で、任達華(サイモン・ヤム)出演。任達華は昨日、自ら30ポンド減量し演じたい話した。


張婉婷(メイベル・チャン)と羅啓鋭は1987年、周潤發(チョウ・ユンファ)・鍾楚紅(チェリー・チェン)で映画《秋天的童話(誰かがあなたを愛している)》を撮り終えたあと、再び2人を起用し中国人のサンフランシスコ鉄道建設に関わわる語を撮影しようと考えていた。しかし当時資金が集まらず、脚本はお蔵入りとなり、20年が経った。
羅啓鋭は《歳月神偷》のヒットで自信をつけ、資金8000万といわれる「華工血流史」撮影を決めた。かつて呉宇森ジョン・ウー)も同じ題材での撮影を考え、周潤發とニコラス・ケイジにオファーするといわれていたが、資金が1億米ドル以上、度重なる脚本の書き換え、さらに資金に問題が出て棚上げになっている。
今回、羅啓鋭が撮ろうとしているのは呉宇森作品とは異なる物語。羅啓鋭は電話で「脚本はかなり前に書いたもので、内容は100年前、(移民)第一代の中国人がサンフランシスコへ行った話で、数人の男たちが土地開拓をしていく物語。背景には鉄道建設があるが、鉄道建設が物語りのメインではない。数人の男たち情の深さや優しい一面を描くもの。主役にはラブストーリーもある」と話した。・・・・by 2010.4.6「蘋果日報

「移民三部作」を撮っている2人にふさわしい物語。もちろん呉宇森作品とはまったく違うものになるでしょう。大陸から資金が集められそうだ・・・。