達式常、張多福、阿依努爾、劉佳 許鞍華：監督 1987年 国語 銀都・揚子江
同じく「書劍恩仇録」を元にしている。回族の地へ赴く陳家洛と回族の娘の恋を絡めながら、兄・乾隆帝、そして清朝との戦いを描く。
前作同様、中国、それもトルファンでロケ。資金に問題あり、撮影など、かなり妥協を迫られたらしい。
また、この作品では撮影の黄仲標が日本人の名を模した「西木小二」となっている。これは当時、香港に台湾政府が支持した「自由總會」という香港右派の映画関係者組織があり、この組織が香港映画の台湾上映審査に関して大きな力を持ち、香港映画人の多くが所属していた。黄仲標はこの組織から注意人物と見なされていたため、審査を免れるために別名でクレジットしている。なお「西木小二」は「標」の字を解体したもの。
2010.10.23@香港電影資料館「捕光捉影・向兩位攝影大師致敬」
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