魚狗

《魚狗》陳恩峰、張雁名、劉心悠、白歆惠、謝承均、彭康育、周守訓 
鄺盛:監督


警察官の阿狗(陳恩峰)は赴任してきたばかりのころ、少年・魚仔と妹の小恵を知る。小恵が給水タンクの中でおぼれて発見された事件で、兄の魚仔は妹殺害の汚名を着せられていた。それから何年もたち、阿狗は妻の美萍(白歆惠)とぎくしゃくし離婚を切り出されていた。魚仔(張雁名)はチンピラになっているが、彼女の小幸(劉心悠)との間に子供が生まれるのを楽しみにしている。そんなある夜、美萍は何者かに射殺される。阿狗娘は、父親が母を殺したと思い込み、父と口をきかなくなってしまう。魚仔はちょうどその夜、ボスから頼まれて、道路に取り付けられているスピード違反探知カメラをめちゃくちゃな向きにしていた・・・。


星皓が台湾で撮った作品というわけで劉心悠が出ている。
けんかっか早い警官と心優しいチンピラの組み合わせだが、どちらのキャラクターも中途半端で対比になっていないのと、物語の進みがもったりまったりしているのが気になり、上映時間が長く感じられる。もっと面白く(派手にという意味ではなく)、もっと情緒的に、もっと素敵な画面で作ってくれたら、それなりに面白く出来たのではないかと思うが、どれもがいまふたつ。残念。
2010.9.25@新寶戲院


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