抱抱俏佳人

《抱抱俏佳人》楊千嬅(ミリアム・ヨン)、林峯(レイモンド・ラム)、毛舜筠(テレサ・モウ)、周秀娜(クリッシー・チョウ)、徐子珊(ケイト・チョイ)、廖碧兒(バーニス・リウ)、朱璇、呉耀漢(リチャード・ン)、洪卓立(ケン・ホン)、葛民輝(エリック・コット) 
黄真真(バーバラ・ウォン):監督


洛昕(楊千嬅)は、ワインに酔った勢いである男性と一夜を過ごしてしまう。翌日、ウエディングプランナーの洛昕は、会場で結婚の立会人をする弁護士・風(林峯)をみてびっくり。なんと昨晩の男性だった。洛昕は風に何もなかったことにして欲しいと頼み、同僚として接することにしたのだが・・・・。


TVB売り出し中の林峯主演、今回はお姉様・楊千嬅が相手のラブストーリー。個人的には同じ監督(黄真真)とプロデューサー鄭丹瑞(ローレンス・チェン)の《分手説愛你》の方がリアリティがあって面白かったが、これもアイドル映画(楊千嬅がアイドルかという話はあるが)としてはよくまとまっている。毛舜筠を初めとする友人美女たち(徐子珊、廖碧兒、朱璇)、部下の周秀娜、クライアントの呉耀漢などが脇を補強しているのも王道アイドル映画的。
香港映画の主演女優たちは、性的なことを話してもみな色っぽく(エロっぽく)ないのが特徴だが、それにしても楊千嬅は一直線に伸びちゃった木のようで、色っぽくない。そこなんとか成らないだろうか(無理か)。たぶんこの役、以前なら鄭秀文(サミー・チェン)が起用されそうな役まわりだ。鄭秀文の方が楊千嬅よりは多少しなやかさがあるかもしれない。ただ鄭秀文でもどんな仕上がりになるか想像できてしまうのだが。。男優ばかりでなく、女優も不足。
2010.10.23@旺角百老匯


■□10年に見た映画一覧□■