松山ケンイチ、菊池凛子、水原希子、高良健吾、玉山鉄二、霧島れいか、初音映莉子
トラン・アン・ユン:監督
いうまでもなく、村上春樹の同名の小説の映画化。詳しくは公式サイトへ。
俳優、演技が出来なければお話にならないので、演技が出来るのは大前提だが、その上で選ぶのはやはり「顔」だとつくづく思う。もしキャスティングを監督がしていたのなら、監督は女性の趣味が悪い。菊池凛子、おばさん顔でとても20歳に見えない。特に正面の顔がよくない。一生懸命横から撮ってはいるが限界がある。それにあの顔の骨格から出るのは大きな声であって細い声は似合わない。押さえ過ぎた台詞が聞いていてつらい。水原希子、モデルとしてはいいのだろうが、顔は日本人ばなれしているし目つきもよろしくない。
李屏賓のカメラはたしかに綺麗。綺麗すぎる。俳優が感情を表せてないから、カメラが過剰に風景で感情を表そうとしているように見え、鼻につく。もう少し淡々として欲しところだ。2010.12.30@旺角百老匯
■□10年に見た映画一覧□■