苦海明燈

《苦海明燈》
張活游、白燕、李小龍、呉楚帆、黄曼梨、張瑛、容小意、李清 
秦劍:監督 1953年 モノクロ 粤語 無字幕


裕福な家のどら息子(張瑛)のお手つきになったお手伝い(容小意)が私生児を産む。難産で医者にかかったがその費用が払えず、病医院長(李清)にお金ができたら必ず迎えにくるからそれまで赤子を預かって欲しいと頼む。妻を亡くして独り身の病医院長は自分が私生児・己生を引き取ることにした。数年がたち病医院長は後添えをもらうことになり、ほどなくして息子が生まれた。後添えは己生を可愛がる夫に嫉妬し、しまいには己生を追い出してしまう。己生の乳母(黄曼梨)は孤児院に行かされる己生を不憫に思い、自分が引き取ることにした。乳母は病医院長の家の仕事をやめ、自宅でミシンを踏みなんとか己生(李小龍)を育てようするが、無職で博打好きの夫(呉楚帆)に殴られたのが元で亡くなってしまう。夫は博打の金ほしさに己生を売り飛ばし、裕福な家の養子にしようとした。しかし己生はこの家を飛び出し浮浪者となっていた。空腹のあまり盗みを働き、警官に追われ駆け込んだ家は医者の夫婦の家だった。さらに夫人(白燕)は目の不自由な子どもたちに手仕事を教え、独り立ちさせようとしていた。一度は断ったもの、行き場のない己生は医者夫婦に引き取られ、さらに医者になるようにと育てられるのだった・・・・。
2011.5.7@香港電影資料館「人人為我、我為人人:中聯電影」


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